村上春樹の『意味がなければスイングはない』を読んだよ

4163676007意味がなければスイングはない
村上 春樹

文藝春秋 2005-11-25
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ジャズ、クラシック、ポップス、ロック、J-POPなど取り上げているテーマが多岐にわたり、1つにテーマについてかなりの文字数で突っ込んで書いているので、自分が好きなテーマならともかくそれ以外だと書いてあることの半分も理解できなかった。
でも、この本を読むことで「アフターダーク」に唐突にスガシカオの「バクダンジュース」が登場するシーン、「1973年のピンボール」で「ジャンピング・ウィズ・シンフォニー・シッド」のゲッツのソロにあわせて僕が口笛を吹くシーンなんかの読み方が変わったりしておもしろいんじゃないかな。村上春樹の小説のためのサブテキストともいえるかもしれない。