吉田篤弘の「という、はなし」を読んだよ。

という、はなしという、はなし
吉田 篤弘

筑摩書房 2006-03
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フジモトマサルの描くイラストが先にあってそれに吉田篤弘が挿絵ならぬ挿文をつけていく。フジモトのイラストはいろいろな場所で本を読んでいるいろいろな動物が描かれたもの、コレに添えられた吉田の挿文はイラストにこだわっていないようでいてどこか捕らわれていて、どうにも中途半端な印象を受けた。一つ一つにはおもしろい話もあるのだが、全体を通して読むとイラストのような一貫したものが感じられず、吉田篤弘のファンとしては物足りない一冊だった。