『ストロベリーショートケイクス』を観たよ

それでも恋して生きてゆく―『ストロベリーショートケイクス』メッセージ&フォトブックそれでも恋して生きてゆく―『ストロベリーショートケイクス』メッセージ&フォトブック
ストロベリーショートケイクス』ブックプロジェクト

イーストプレス 2006-10
売り上げランキング : 15424

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

原作に忠実というわけではないが、原作にあるエピソードをけっこう拾っているので、先が読めるシーンと読めないシーンが混在していて不思議な感覚。4人の主演女優は原作のキャラクターのイメージからはズレているけど、それぞれに魅力的でいとおしい。安藤くんの演じる菊地はあんな男じゃないよね、ちょっと男っぽすぎる。映画の菊地はズルズルと秋代と飲み仲間を続けたりしないでしょ。加瀬くんはちひろとの出会いのシーンがないせいで、最初は調子よく女を口説くくせにすぐに飽きて簡単に捨ててしまう軽い男っていう対比がわかりにくくてかわいそう。

スポーツ紙で話題になった中越さんのシーンは、漫画的で記号的で全体の空気を壊しててがっかり。あのシーンで描きたいことはわかるんだけど、あれはないな。

魚喃作品の絵をどうしても情報量が多くなる実写映画に移し変えるのは不可能だけど、作品のテーマのようなものはうまく描かれていたと思う。

塔子の出てるシーンで2回グッときました。