森健の『グーグル・アマゾン化する社会』を読んだよ。

グーグル・アマゾン化する社会グーグル・アマゾン化する社会
森 健

光文社 2006-09-15
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『ネットの世界では現実世界以上に一極集中が進みやすく、その集中の中心が誤っていても一度進みだすとなかなか止められないので恐いね、気をつけよう』ってのが本書を通して著者の言いたいことかな?
グーグルとかアマゾンとかは一極集中の例として上げられているんだと思うけど、ページを割きすぎていてバランスを大きく崩し主題がぼけてしまっている(だいたいタイトルからしてあれだし)。
読んでいて著者がどんな結論を導き出そうとしているのかがなかなか見えてこず落ち着かない、論理の飛躍があちこちにある、こういうそれほどでもない本でもネット上で話題になって加速がつくとベストセラーになってしまうというのが著者がこの本で書いていることのいい例だね。