西村淳の『面白南極料理人』を読んだよ

ペンギンもアザラシもいないし、ウイルスすらも生きられない極地での暮らし、コンビニも交番も地平線の遥か彼方のこの地では、どんなトラブルもここにある物と知恵だけで解決しなければならない。となるとアホみたいな量のアルコールも、目玉の飛び出るような高級食材も必需品なんでしょうね(笑)
彼らが暮らしたドーム基地は、シャイニングのホテルよりも狭いし寒いし期間も長いんだから、実際には山ほどトラブルがあって、精神的にも相当にキツかっただろうけど、ネガティブなところはさらりと流され、ニヤニヤしながら読める珍道中にまとまってます。

なかなかイメージの湧きにくい世界での話だけど、先に映画を観ていたのでだいぶ助けになりました。これから読む人は、映画を先に観ておくのがオススメ。

面白南極料理人 (新潮文庫)
西村淳
新潮社
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